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トルコ料理のタヴクル ピラウ)
結婚式のごちそう
タヴクル・ピラウは、日常の家庭料理のうちの一つです。が、お祝いの席の料理としても
作られます。新年に、そのタヴクル・ピラフを作ることが流行っています。そして、結婚式
の料理としてもよく作られるのです。とても美味しいからというのもありますが、本当の理
由は他にあります。見た目がよく、花嫁さんのチュールの様だからなのです。
白という美しさ
タヴクル・ピラフには、トルコでとても人気のある美学があります。それは、白の美しさです。
例えば、白チーズがとても好きです。信じられないでしょうが、大概誰もが朝食には白
チーズを食べるのです。ヨーグルトもトルコでは、想像できないくらいとても好きです。
そして、マントゥもまた好きです。鶏肉も白い胸肉です。トルコでは胸肉を、鶏肉の最も
貴重なところと思っています。こららが、私たちが白い色を好きな証拠だと思います。
でも、日本の人たちは多分、白という色を私たちトルコ人以上に好きでしょう。日本の
国旗は白地に赤、トルコの国旗も赤字に白です。
オスマントルコ帝王
スルタンは新しいコックを雇おうとする時、料理人となる候補者にサーデ(プレーン)・ピラフを作らせ
たそうです。料理人の実力をはかるためです。彼らが思うには、料理人にどんなに小さい
間違いでもあれば、サーデ・ピラフで分かるのだそうです。もちろん、料理人は一鍋ではなく、
大きな鍋でたくさん作ります。
どういうものをいいピラウというの?
■お米の一粒一粒がとても大きい。
■お米が一粒づつ離れていて、くっついていない。
■米粒が柔らかく、かたいものはない。
■“おいしそう”と言わずにはいられない。
■お米自体が美味しくなければならない。人々が食べるのを止められなくなる位、美味しく
なければいけない。
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